サカナクションのオンラインライブと東京
サカナクションのオンラインライブを観た
サカナクション、このバンド名を知ったのは1月のこと
カラオケアプリでよく歌う人がいてそれで知った
NFパンチはかなり観た
とくにミーティングはおもしろい
山口さんのインタビューなども読んだ
山口さんは本をたくさん読む
吉本ばななさんのお父さんの吉本隆明さんの言葉を引用されていたりする
なので吉本隆明さんの本も買って読んでみた
難しいけど、
歌詞が文学的でストレートではないのにパンチがある
ドスドスと入ってくる
歌詞は行にして書くのではなく
バラバラと書くらしい
まるで映画「メッセージ」にでてきた宇宙人のように
だからアルバム買って歌詞カードを見てみた
どんなふうに配列してるのかなと興味がわいたから
やはりなみうつように印字してあったりする
歌詞検索ではそういうのはわからない
CDやアルバムを製作する意味があるのかどうか、という議論もNFパンチでしていたけれど
そうした意味では作詞した人がレイアウトした歌詞カードは残ったほうが良いと思う
もしくはサカナクションの音楽をながしたサカナクションの歌詞を書道家に山口さんのイメージで書いてもらった書道展を都美か新国立博物館でして欲しい
しかし古いファンではない
なのでサカナクションについてはあまり詳しくない
主人は2006年のエゾロックでKEMURI が出演をするというので聴きに行ったその音楽イベントで見ている
事前に調べた中で北海道出身のなんだか評判の良いバンドがいるという情報を得てその時にサカナクションのライブは観たことがあるという
今調べるとそれは彼らが「東京にでる」前のこと
インタビューやNFパンチの動画みると山口さんはやけに「東京にでてきた」という言葉を使う。
これほどまでに「東京にでてきた」という人はあまりきいたことがなかった。
歌もそれを念頭にしなくても東京を強く意識する歌詞が多い。
まさに「東京」という曲まである
そして長渕剛にしてもどの人にしても東京の歌詞からイメージされる東京は波のように建物があって波のように人がたくさんいて騒がしいけど氷のように冷たい場所だ
なんとなくその感じを聞くと私に緊張と疎外感があって、そうした歌を聞くたびに嫌な汗がでる
そのその原因ひとつは大学生のときに岩手と札幌から東京の大学に「出てきた」友達から
東京に住んでいた「私」の勢いに当時萎縮していたそうで、その地方から出てきたふたりはそうした点で意気投合し、2人だとホッとして
やっぱり東京の人はというようなそんな話をしていたと卒業後に聞いたことがあるからだ
私は東京といっても郊外の出身だし、西武線だし、高校は中央線だから田舎者扱いされていて全くもって田舎者だと自分では思っていたのだけれど、そうとは見えなかったようで、
当時は自分の環境が全てでそんなことは思っていなかったからかなり驚いたし、知らないうちに圧迫感を与えていたことを知って萎縮してしまった
なのでそれを聴いたことをついさっきのように思い出させる
東京ってそんなとこなのかなって
だから山口さんが東京に関する話をするたびにそのことを思い出す
自宅のリビングからのライブなのだけど山口さんらしいアプローチと実験的オンラインライブで、なんか東京の話をしていたら終わってしまった
ライブの内容について話したいことがあったのに
とにかくリビングからという音響と演出の枠をこえている
サカナクションをもし知っていたら
今は知らなくても前に聞いたことがあるなら
ぜひ聞いて欲しい
16000枚ほどチケットは売れたそうだ
10000枚で収支トントン
と言っていた
一枚3000円に手数料
アーカイブが明日の18時から5月31日まで。
まだ間に合う
ぜひヘッドフォンで聴いてみて欲しい
言いたかったことあとは箇条書き
Apple製品はどんな照明に対しても流線が美しかった
イサム・ノグチと思われる照明器具も良かった
庭の植栽も良かった
靴下はいてた
黒い服は映像を映すためだったのか
私の中でのブーム
ボールペンで点々で絵を描きながら聞いてた